現在、酸素カプセルの必要性が高まっているのは、
現代社会の数々の特徴に起因しています。
自然環境の悪化や、生活習慣から身体や精神にかかってくる圧迫まで、
例をあげたらきりがありませんが…
ここで、あまり語られることがない原因をひとつ
取り上げておこうかと思います。
建物の気密性です。
ところで、日本の気候は、いったいどんな種類に属しているでしょうか?
日本は、四季がはっきりしていて、夏は暑く、冬は寒いため
あまりピンとこないかもしれませんが、
地理上の観点から見ますと、温帯に属していますね。
そして、日本の気候の大きな特徴は、
高温多湿であることです。
高温多湿…というと、もっとずっと南にあるようなジャングルを想像する方も
多いかもしれませんが、日本は世界の基準からすれば
とても高温多湿な土地柄なんですね。
そのため、日本人はとても長いこと、風通しを非常に重視した住居に暮らしてきました。
風通しがよいということは…夏はいいとしても、冬は寒いということにもなってしまうのですが。
明治維新を皮切りに、その伝統的な建築設計の技術も
だんだんと脇に追いやられていくことになりました。
欧米風の生活習慣が広まるにしたがって、住居や建築物も欧米風に、気密性を高める方向に
変わっていきました。
気密性が高い建築設計は…もちろん、冬の寒さをしのいで、暖房の効果を高める上ではもちろん
非常に優れています(日本ほど湿度が高くないヨーロッパで、この性質が追求されてきたのは
当然のことなのですね)。
(冷暖房を問わず)空調設備も、気密性が高い場所で使ってこそ意味がありますし、
現代社会がプライヴァシーや防犯設備を要する都合上、気密性は高まっていくいっぽうです。
当然、換気をすることもないがしろにされてはいないのですが、
家庭から職場まで、ずっと気密性の高い室内で長時間を過ごすことは、
現代の、質のよい酸素が欠乏する傾向を促進させてしまう一面も持っています。
特にこの点にあてはまるのは、やはり大きなビルに入っている企業に勤めていて、
毎日のように建物の奥深くにある部屋にこもって仕事をしている方々でしょうか。
換気システムも年々発達しているとはいえ、溶解型酸素をじゅうぶんに吸いたいと思えば、
どうしても物足りない面があることは否めません。
もっとも、今では都心部にどんどん、時間をかけずに通える場所に
酸素カプセルを利用できるスポットが増えています。
酸素カプセルで、適量の酸素を補給し続けることは、伝統から切り離された生活を
送る都合上は不可欠なことになっているのかもしれませんね。
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